横浜中華街にある中国料理の店「招福門」は、来年創業20周年を迎える。
地下1階~地上6階、総席数568席で、中華街の中でも大規模な同店。フカヒレ専門(魚翅酒家)や飲茶食べ放題(點心酒家)で人気を博している名店だ。
国内外から年間約25万人を受け入れており、そのうち約9万人弱が団体旅行やパッケージ商品利用などの旅行会社経由。旅行会社経由での平均客単価は約4千円。インバウンドの旅行者は全体の1%もなく、首都圏の1都7県からの国内の利用客が多い。
また、全国各地の総合案内所や、周辺エリアの宿泊施設と連携した集客にも力を入れており、団体、個人それぞれの利用客のニーズに応えられるよう、さまざまなプラン・メニューを用意している。
平日でも行列のできる招福門だが、創業以来さまざまな提案をし続けている。今年1月からは、新たに地下1階フロアで「美食同源」食べ放題の提供を開始した。
美食同源をコンセプトにした時間無制限のオーダー式バイキング。伝統的な中国大陸料理を、世界中の調理法で進化させたモダンチャイニーズ料理を中心に、全100品を取りそろえる。「ヌーベルシノワ(新しい香港料理の造語)の父」と呼ばれる香港料理の第一人者、周中氏がプロデュースした「周中菜房白金亭」の初代料理長の木下茂樹氏が監修する料理、銀座のフレンチの名店「マキシム・ド・パリ」で製菓を担当していた青柳龍弥氏が作る洋菓子を取り入れた中華デザートを心ゆくまで楽しむことができる。料金は、大人3480円、小学生1580円、3歳以上980円(それぞれ税別)。
「団体利用者へのコンテンツもさらに充実させていきたいと考えている。例えば、修学旅行利用者への『中華街コンシェルジュ』による中華街の歴史解説。ただ訪れるだけでなく、より深く学んでもらえるよう企画している」と小林清美営業部長。
オンシーズン、オフシーズンがないのも、同店の強み。新しいコンテンツを開発し続け、団体、個人問わず幅広いニーズに対応する招福門は、旅行者、旅行業者の強い味方だ。
問い合わせ先は、招福門TEL045(664)4141。http://www.shofukumon.com/
招福門横浜本店(神奈川県横浜市中区)
時間無制限で楽しめる新中国料理